第75回 大江戸散歩の会 桜桃忌(太宰治)の季節に三鷹を歩く 「三鷹連雀町~風の道~井の頭恩賜公園」 令和元年6月 |
≪散歩道のご案内≫ 三鷹近辺は江戸時代に「世田谷領」と「府中領」、そして「野方領」にまたがり、徳川家および徳川御三家の鷹狩の場所でした。そのため、三つの領にまたがった鷹場であったため、「三鷹」という地名が誕生しました。 そして江戸時代に神田連雀町(現在の神田須田町)は、明暦の大火で焼き尽くされ、町全体が日除け地になりました。そこに暮らしていた人々は、幕府の命で神田から三鷹に移住して大規模な新田開発を行い住みついた町が三鷹であり、いわば三鷹は神田連雀町の人々が造った町です。その関係で三鷹連雀町の地名が今でも残っています。三鷹には、江戸初期に神田連雀町の人々が開墾した、細くて超ロングな道が現在もそのまま残されています。江戸の大火を無駄にしない幕府の知恵が垣間見れます。 また、三鷹には戦前その環境の良さを求めて多くの作家が都心から移住し暮す場所になり「武蔵野文士村」と呼ばれた時代もありました。とりわけ、小説家「太宰治」にとって三鷹は、入水自殺を図った玉川上水など、彼の人生の大切な時期を過ごした場所で、例年6月19日は太宰の命日に因んだ「桜桃忌」で三鷹の町は賑わいます。 太宰の菩提寺の禅林寺や山本雄三記念館、そして太宰が入水自殺をした現場「風の道:玉川上水」を訪ね、最後は江戸の神田上水の源流である「井の頭恩賜公園」まで足を運びます。神田川の水源地、神田連雀町の人々の開拓史など、何故か三鷹は江戸の神田と縁が深いのが面白いです ≪開催日・集合場所など≫ ◆開催月日 ●月に同じコースを3回開催します。都合の良い日に参加ください。 1回目=令和元年6月 2日(日) 定員18人、最低人員=8人以上 2回目=令和元年6月 9日(日) 定員18人、最低人員=8人以上 3回目=令和元年6月16日(日) 定員18人、最低人員=8人以上 雨天中止の予備日=令和元年6月23日(日) 定員18人、最低人員=8人以上 ◆参加費=お一人1,900千円(ガイド・資料代など) ◆集合場所=JR中央線三鷹駅南口改札を出たデッキ。会の白い手旗が目印です。 ◆集合時間=午前10時20分集合・出発 ◆解散場所=JR吉祥寺駅 午後4時頃 ◆ランチ=ガスト三鷹駅南口店(席予約済み) ◆最終連絡=各開催日前日の午後6時に会のホームページに掲載・必読のこと。 ★申込みは、TOPに戻り「申込み方法」を参考にメール・電話で申し込みください。 ◆緊急連絡先=080-9712-1337(管理人:伊藤) ≪散歩道の順路≫ JR三鷹駅南口→袴線橋(太宰治の有名な写真撮影現場)→中鉢家(太宰の下宿先)→三鷹郵便局→神田連雀商人開墾の碑→玉川上水→千草跡(太宰の仕事場)→野川家跡(山﨑富江下宿先)→太宰横丁(太宰が通った飲み屋横丁)→うなぎ若松屋跡→太宰治文学サロン(見学・休息)→田辺肉店離れ(斜陽を執筆)→中央通り→八幡大神社(神田連雀町の人々が創建)→禅林寺(太宰治、森鴎外の墓)→太宰治旧居跡→みたか井心亭→玉川上水→風の散歩道→玉鹿石(太宰入水自殺現場)→むらさき橋→山本有三記念館→万助橋→井の頭恩賜公園(神田上水水源地)→吉祥寺駅解散 ≪注意事項≫必ずお読みになって同意の上お申し込みください。 |